ものすごく何気ない表紙でものすごく何気なく売られている感じがするのだけど、これはすごい力作!全編こんな映画をこんなキャスト、スタッフで作ったらこんなものになっちゃうよ、というほら話なのですがもう映画の素養がたっぷりある橋本さんの手のこんだつくりでうなった。うまいほら話ってこんなにおもしろいものだったとは!映画好きで、ただストーリーを味わっているのでなく「あの監督の映画が見たい」とか「〜の今度の演技はこうだな。。」とか割合作り手重視で、みている人はとっても楽しめる本だと思う。もう さもありなんという描写がおかしくて 読んでいる間ずっと幸せな気分。そしてこんな映画ならみてみたい。。実現したらおもしろかろうなぁ。。っていうのもあった。
- 作者: 橋本治
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/03/02
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (6件) を見る