先日wowowの町山智浩さんの映画塾の「沖縄決戦」の回をみていて、招かれた映画史研究家の春日太一さんという方の解説がとても詳しくてわかりやすくて勉強になった。(藤本プロデューサーがジャーナリスティックに撮りたかったから、ドキュメンタリータッチになっているということなど)
それで、春日さんの著作を探し始めてみつけた「シン・ゴジラをどう観るか」
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さらに読んでみた「時代劇ベスト100」
- 作者: 春日太一
- 出版社/メーカー: 光文社
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とてもシャープ。春日さんが書いておられたように、敵役の大友柳太郎が「長年にわたり主役を務めてきただけに、相手を容赦なく追いつめる迫力を出すことに長けている。」そこから「両雄から放たれるオーラはほぼ互角。」リアルで退屈しない。
舞台が琵琶湖の竹生島およびそこに棲むという湖賊を巻き込んでの闘いというところもおもしろい。水中撮影など交えダイナミックだし、逆光めいた映像なども締まっている。(撮影:わし尾元也氏とのこと)。ビデオジャケットによると湖賊、水の忍者ということで実在らしい。湖賊の女首領がまたさっぱりとした美しさ。
河原崎長一郎さんを時代物でみるのも珍しいような気もする。(自分がみてないだけかも・・調べてみたら60年代前半までは時代劇のご出演も多かった・・)河原崎さんらしい、マイナスからのスタートの武士。若々しく素晴らしい印象。
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