京都の値段

美しい写真に添えられた気の利いた文章。情報としては知っている店、ものを紹介してあるコーナーでもこういう紹介の仕方があるんだ。。とうっとりした。ただの紹介でなく柏井さんの今まで生きてこられた人生が反映されている文章だからこそ楽しいのだろうな。。その2もでているのだけどそちらの方ではさらに文章が短くなり、説明文というよりその品物に添えられた詩のようでした。かといって難解なのでなく楽しく味わえる文章という感じ。0円からはじまってせいぜい泊まりでも20,000円台の話題で押さえてあるところがこういう本としてちょうどいい頃合いだなと思うし、なんか「京都の値段」というかわったタイトル、へたしたら無粋ととられかねないタイトルをあえてつけでもその中に書かれているのはお金さえ出せばいいものにあうのではないのだよ、という主張であるところがなかなか凝っていていい!

京都の値段

京都の値段

京都の値段〈その2〉

京都の値段〈その2〉