夏帆、映画「天然コケッコー」*1でもナチュラルな愛らしさがあったし、ドラマ「いだてん」では志ん生の妻としての生活苦&たくましさがとても良かったがこちらでも透明感があり上品でしっくり来る。
彼女が演じているのは視覚障害者。主人公の箱入り息子は星野源。
福祉映画的な感じでないところはとても良いけれど、映画全体をみるとところどころ大雑把な作り方になっている気も。スマートさへのアンチテーゼというテーマはとても良いのだけど、ラフスケッチのままGOみたいな気配も。最後の協力のところに弱視者問題研究会という名前が載っていて一応取材はされたのだろうけれど、自分が視覚障害のある人と接していると、ドラマの中ですんなりいってるシーンももっと細かい不便があるように思うし、このおはなしはちょっと都合よく描かれているような気もしてしまった。どこかテレビドラマ的な軽さも感じた。