持永只仁展〜人形アニメを通した日中友好の足跡を追う

おもちゃ映画ミュージアムにて(こちら参照)
今年東京のフィルムセンターで持永只仁展が催され、とても興味を持っていたのだけど、行けなかった自分にとって京都で持永さんの「少年と子だぬき」、そして、岡本忠成の「おこんじょうるり」や、川本喜八郎の作品展示がみられるというのはとてもうれしくでかけてみた。

この日は向陽監督が、満映が東北電影に引き継がれていく時代を描いた「大地のキネマ」も上映。監督の大学での指導教官でもあった中島貞夫監督や、持永只仁氏の娘さん伯子さんもいらして、伯子さんのお持ちになった「新中国電影的揺藍」という当時の記録映画も特別に上映された。実際に満州時代をよくおぼえておられる伯子さんの話は貴重だった。