白鷺(昭和16年)

こちらのブログに詳しく書いてあるのだけど、本来上映時間126分の作品を島津監督の弟子、豊田四郎監督が99分に縮めた再編集版を製作したようで、演出島津保次郎と並んで、再集豊田四郎との書かれている。
小村雪岱の美術考証が楽しみでこの映画をみてみた。確かに小村雪岱の作品のような画面がいくつもみられる。
日本画タッチを感じるような終幕↓
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一番感心したのはクライマックスシーンの入江たか子のはかなさ。ほんとに消え入るような・・
沢村貞子さんが姉芸者のような役どころでよい場面あり。
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杉村春子も若い男にコナかけたり悔しがったりする、なかなか若々しい役回り。新鮮。
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