奈良美智 for better or worse

豊田市立美術館のページ
はじめの部屋では奈良さんが10代の頃から集められたレコードや人形(ぬいぐるみやこけし)、書籍があたたかく並べられ、奈良さんのお宅に招き入れられたかのよう。次の部屋では奈良さん手書きの年譜、段ボールの作品、ノートのような紙にかいたものなど。奈良さんの仕事を丁寧に説明して頂いているような心持ちに。
わたしがすごく感動したのは「foudation of Life」という作品。検索すればpinterestなどに画像はあがっているが、昨日あの作品に出会った時の急にはっとして目の奥に潤いを与えらえたあの感じは、作品に対峙しないと得られない感情だったと思う。
ほかの作品も、右目と左目違うところをみているような、こたえは私の中で出ないまま、でも、これを描いた奈良さんがこの絵の向こう側にいらっしゃる感じが強くして、あんなに心に響いていく展覧会、なかなかない経験をしたと思う。