- 證城寺の狸囃子 塙団右衛門 1935(昭和10)年←s14のトーキー版収録
原作・脚色 魔須田和光 作画・監督 片岡芳太郎
- 闇の手品 1927(昭和2)年
原作 八木祐鳳 脚色・監督 鈴木重吉
- 茶目子の一日 1931(昭和6)年
作者 西倉喜代治
「證城寺の狸囃子 塙団右衛門」は、片岡芳太郎の作品中、最高の快作といわれる時代劇アニメーション。
「闇の手品」はヨーロッパ前衛映画の影響とビデオジャケットに書かれているが、顔がモンタージュされてぐるぐるまわったりするところかな・・ストーリーは古めかしいが、妙な魅力がある。
「茶目子の一日」はレコードトーキー作品。サイレントフィルムと同時にSPレコードをスタートさせて、画面と音楽がシンクロする。トーキー映画が普及するまでに一時流行ったレコード・トーキー作品とのこと。表現がシュールでモダンで、目を瞠った。ふざけた感じの表現で実は思い出したのは80年代。やはり、これにインスパイアされた藤原カムイさんが「茶目子」という作品を作っているという。You Tubeには藤原カムイさんの「茶目子」に「茶目子の一日」の音楽をアレンジしたものをあわせた作品まであがっている・・*1 80年代の原律子さんの作品なども思い出す。(原律子さんはレトロな絵柄からのずいぶん思い切った表現だけど・・延長線上にある気がした。)
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