寺山修司と羽仁進の脚本、監督は羽仁進。昭和43年。東宝のATGビデオ文庫というもので視聴。
お茶の間からの悲劇、町の暗部のSMショーめいた仕立ての撮影会、むなしき笑う会、新宿西口で孤独な人の為に売っている相槌テープなど、寺山修司の香りがすごくし、また、いかにものヒリヒリした感じの映画だったけれど、子供時代の羽仁未央が出てくるシーンが本当にかわいらしい。
新宿西口の撮り方、少年時代の幻想のような天狗の面をつけて戯れるシーンなどの構図はおもしろく、当時の空気は匂いたつ。
- 発売日: 2017/08/16
- メディア: Blu-ray