薔薇合戦

ドラマ「男たちの旅路」を立て続けにみて、鶴田浩二氏が気になり、若き日の作品を。夫と化粧品会社の乗っ取りをもくろんでいた妻が夫の死亡により女手ひとつでそれを成し遂げるが、その家族(三姉妹)に群がる困った男性どもという昼メロのような展開。成瀬巳喜男監督の映画をみるのが久しぶりだったので、そうじゃったそうじゃった、くずのような男性を描くのが監督はお上手だったと改めて思い出す。(鶴田さんはくずチームにはおらず、「男たちの旅路」の吉岡警部補と地つながりのような役)また成瀬監督お得意の省略の技、展開がきびきびしている。
若き千石規子、おばあさん役ではなく妻の役(ただし所帯やつれはしている)というのが新鮮。

薔薇合戦 [VHS]

薔薇合戦 [VHS]