世相批判のつぶやきめいたもので一躍有名になってしまう人物(実は記者が適当に作ったものだけど、後付けでゲイリー・クーパーの書いたものとしてなりすましをさせる)から描く、群衆心理の形成のこわさを描いたものだけど、なんとなくこのまま現代に置き換えられるようなところも多々ある気がする映画だった。まとめかたの雰囲気はいわゆるフランク・キャプラ流。だけど、そこに至るまでのシビアな感じがしっかりしていて、キャプラっていうひとは、ただのお人よしみたいな監督ではなく、その土台が魅力だとすごく感じる。
放浪仲間の「大佐」を演じたウォルター・ブレナンという俳優さんが魅力的。
クリスマスイブにみるといい映画。
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- 発売日: 1985/03/21
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