原子力戦争

昭和53年度 黒木和雄監督作品。舞台は福島の原発。無許可で撮影して制止されている映像まで入っている。田原総一朗原作だけど、wikipediaによると原作とストーリーは違っているらしい。事故隠しを巡るストーリーは、昨今耳にする話のようでとにかく驚く。
文化企画プロモーション+ATG提携作品とビデオジャケットにはあるが、ざらざらした風合い、山口小夜子さんの神秘性を据えてあえて置き去りみたいなところにATGっぽさを感じる。原田芳雄が探している女の妹役に風吹ジュン。かわいらしくて、とてもムードがある。佐藤慶演じる新聞記者はいかにも昭和の男の感じだなあ。

みたのはVHS版