七つ屋志のぶの宝石匣 2

二ノ宮知子さんの描く世界の安心感と明るさがこの宝石×質屋という、なんだか一つ間違うとえらくドロドロしてしまうような、あるいは、他人事感を遠ざける。二ノ宮さんは、無縁な世界の人にディープな世界の話をするのがうまいな。
「匣」の字を使うところが、主人公の、宝石がまとっている空気を読み取る異才をあらわしているなあ・・

七つ屋志のぶの宝石匣(2) (KC KISS)

七つ屋志のぶの宝石匣(2) (KC KISS)