清潔感あふれる若き音楽家Iさんが、かねがね日活ロマンポルノの小沼勝監督の映画をほめておられて、記憶にとどめていたのだけど、先日NHK「あさイチ」に出演されていた柄本佑氏が、小沼氏を絶賛。（朝の番組だけに監督の一般映画「NAGISA」*1をおすすめとして持ってこられていた。）その熱をみて、これはと思い、Iさんに小沼勝入門として教えて頂いたのがこの作品と、「夢野久作の少女地獄」*2。
ロマンポルノだからもちろん遠慮なくそういうシーンがあって話の核にもなっているけれど、話の骨格がしっかりしていてとてもおもしろい。そして、若き風間杜夫の活躍に驚く。ロマンポルノの仕事をしていたことは知っていたが、ここで出会えるとは！そしてお寺や神社（伏見稲荷っぽかった。。）、山の中の石仏前など驚くべき場所での大胆な撮影。背徳感半端なし。がんばっているなあ。そして終焉に向かうストーリー運びのおもしろさ。これはハマる。
70年代の市電込みの京都の風景も楽しめた。
![古都曼陀羅[ビデオ]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51HriHSPKhL._SL160_.jpg "古都曼陀羅[ビデオ]")
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*1:http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20080519/1211172168 私自身は和製「なまいきシャルロット」のような感じで観た映画だったけれど、柄本佑さんのおっしゃってた、しょっぱなの成績表の話なんかをしながら歩く少女たちを追うカメラの変態さとかもう一度みたら確認できるのかも・・
