夜の人々

ふや町映画タウンの「かなりおすすめ」マークがついていて借りてみた。
ドキュメンタリータッチのストイックな演出がとてもいい。無理やり観客を誘導するような音楽も全然かからず、途中酒場でのブルースだけが際立つ。（音楽担当はリー・ハーラインという人。「星に願いを」の作曲者とか）原作はエドワード・ロビンソンという人の『私たちのような泥棒』というものらしいが、いらない派手さなんかなく、ささやかに生きていきたい、でも反社会的な手段しか持たない若い二人の心もとなさが胸に迫る。
同じ日にみた「気まぐれ天使」*1と一年しか違わない1948年の作品というところにも驚く。

夜の人々 [VHS]

*1:http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20141106/1415286431