55歳からのハローライフ

NHKでドラマ化され*1、その番宣で村上龍氏の新境地と紹介されていたのに興味を持って読んでみた。ドラマみてからのが二つ、あとの三つはドラマより先に。ドラマとはちょっとずつかえてある。「ペットロス」の終わりの方とか、「キャンピングカー」の設定とか原作の方がナチュラルかも。映像化するにあたってちょっとそれらしい味付けがしてある感じ。
51歳の自分には身につまされる話も多々でどんどん読み進む。だいたい村上龍氏の本は読みだしたらとまらなくさせる魅力がある。
これから放映される、TVの方でイッセー尾形さんが主人公の「空を飛ぶ夢をもう一度」が一番好き。村上龍版「真夜中のカーボーイ」という感じで。予告編で友人役火野正平がしているのをみてなるほどと思う。またもうひとつ、ネタばれになってもいけないのでぼやかして書くと「無法松の一生」を思わすような話も大好きだった。どの話も、飲み物がキーになっているのもおもしろい。


55歳からのハローライフ

55歳からのハローライフ