先日見た東映動画の「安寿と厨子王丸」*1と見比べながらみた。東映動画のほうでは安寿のほうがお姉さんみたいだったが、こちらは安寿が妹。原作もどうも安寿がお姉さんのよう。この映画では香川京子が可憐で、妹の設定がぴったり。安寿が出世するくだりは東映動画のほうがナチュラルだったが、山椒大夫のもとで働いている人々の描写はこちらのほうがずっと丁寧に描かれて、そのポイントに力がはいっている。
光と影での表現が印象的で、宮川一夫カメラマンらしい感じ。安寿のラストシーンなども実写なのにすごく幻想的。
- 出版社/メーカー: 大映
- 発売日: 1988/06/24
- メディア: VHS
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