飛行士の妻

大人の恋愛に巻き込まれている感もある学生フランソワのかわいそうな表情がなんともいえずじりじりする。
「パリのランデヴー」*1でも思ったのだけど、ロメールの映画で表現される、ほんとは別に意中の人がいて、でも目の前の人もキープというようなで、もうひとりがいてこそのセカンドの存在みたいな女性の気持ち、よくわかるなあとも思うし、ばっちり表現されていて残酷だなあとも思うし・・また自分が主導権握っていると思っている人間がみせるもろさとかの表現も秀逸。

学生の頃ロメールの映画見ていた時は気がつかなかったのだけど、ラストのシャンソンで「ま、こういうこともありますわ」みたいな俯瞰や緩和の表現がよくとられているんだなあ。
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