愛の調べ

シューマン夫妻とブラームス、リストなどの同時代の人々を描く正統派音楽伝記映画。主題となっているシューマンの音楽が、リストがそれを編曲したもののとの差異ではっきりわかり、またキャサリン・ヘップバーンの気品のある演技をはじめ、直球で堂々たる映画であり、映画の魂がまっすぐに自分に届き力づけられた。クララ・シューマンのこともっと知りたくなった。

キャサリン・ヘップバーンのピアノを弾いているところが音とぴったりあっているように思った。yahoo movieでいつもよいレビューを書いておられるbakenekoさんの評もその技術について書かれていたし、その評を読んでピアノの音がルビンシュタインというのも知ることができた。確かにあの素人にでもわかる表現力はすごい。

愛の調べ [VHS]

愛の調べ [VHS]

  • 発売日: 1985/09/05
  • メディア: VHS