「シネマ・ミーツ・クラシック」(西村雄一郎著 音楽之友社)という本に、グレン・グールドが映画音楽を担当した唯一の作品として紹介されており、興味を持ってみてみた。グールドの音楽が、主人公ビリーの品の良くて明晰なイメージにぴったり合っていて、愛おしさを感じる。4次元をみることができる星に行き、人生のすべての瞬間を既に見、運命を変えるような選択をすることはできないが、自分が集中したいと思う人生の瞬間を選んで焦点を合わせることはできるようになる(wikipedeiaより あらすじ)ビリー。ビリーの周りの人とのかかわり方が時間旅行者ゆえの、あまりwetにならず一期一会という感じで登場するのが好ましいし、これはSFなんだけど、人生のひとつの見方であるなあとじんわりとくる。
チャーリー・カウフマン脚本でまた作られるかもしれないらしい。(こちら)相性はよさそう。
デル・トロがこの作品好きというのはわかる気がする。
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