みたのはVHS版。wikipediaによると1992年のクリスマス前にフジテレビで放映され、そのあと収まりきらなかったシーンも入れて完全版としてソフト化されたとのこと。
表紙は鈴木蘭々をイメージしていると思うけれど、こういうシルエット、流行ったなあ・・というか、いまだそこから抜け切れてない・・
ストーリーは岩井俊二らしい、カジュアルなところからスタートし、傷みも表現しながらの前進、帰着のある展開。
鈴木蘭々とデーブ・スペクターが大事な役なんだが、鈴木蘭々は女優デビュー作ということもあり、二人の雰囲気はちょっと学芸会っぽく見える瞬間もある・・でも、それが逆に味を出しているともいえる。ラスト鈴木結女の「Close to You」がかかるシーンとてもいい。
光石研が出てくるとその雰囲気が変わり、やはり違うなあという気持ちになる。
主人公のおじいさんの役者さんにシニア好きの自分は惹きつけられたものの、お名前はわからず。
途中に出てくる教会がよい雰囲気。ロケ地についてまとめておられる「居ながらシネマ」さんの記事によると日本キリスト教団 安藤記念教会というところらしい。