猫とあほんだら

若いころ身辺がざわざわしているときに同僚からすすめられたのは紀行ものなどの説明文的な書物。感情をわしづかみにはされたくないが、心の安定も求めている・・かといって、安易ないい話はききたくない・・そんなときにちょうどいい。この本もちょっとそういう効果がある。今までの町田さんの猫の本にくらべ頭数が格段に増えている。困っている猫を保護する専門家のようになってらっしゃる。。今現在の話と思って読んでいたら猫がやってきた年月が古くてどうやら2006年くらいに雑誌に載せておられた文章が初出らしい。
はずかしながらねずみの出没に悩まされている古家の我が家。猫を飼う話まで出ている。そんな中、今までになくかなり真剣に猫そだての実際を知る気持ちで読んでしまった。里親募集的なサイトを子供がみていたが、これを読んで人に苦労させられてきた猫は初心者には大変そうだなとも思った。まず人間への信頼を作るところからだもんな。
人間は運搬する生き物、っていう言葉その通りだ。あるべきところにあるべきものをおさめていく、それの繰り返しって人間の任務ぽい。

猫とあほんだら

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