友人が東村アキコさんに最近ハマっているということで、まずは「ひまわりっ」からそしてそのあと「ママはテンパリスト」を読んでみた。どれも実話だそうで、「ひまわりっ」の方は大変子供っぽいお父さんに振り回された話、「ママはテンパリスト」は、軽ーい気持ちで育児してみたらこんなに大変だ、っていう体験談。
「ひまわりっ」の方はこどもっぽい父がちょっと自分みたいで、お父さんのことに集中して書いてあるしょっぱなよりは、職場のほかの人のキャラクターがきっちりたってきて動きはじめてからの方がうんとおもしろかった。モーニングという青年誌らしい間口の広さをもちながらも、タイトルはどうも映画からとっているらしい感じもさりげなく凝っていておもしろい。
「ママは〜」の方は、赤ちゃんの息子がえらいシリアスでおかしなタッチで表現されていて、もうゲラゲラ笑いっぱなし。今までふれたものでたとえると、五月女ケイ子さんとか辛酸なめ子さんみたいな、基本おしゃれっぽい感性の人があえてどろくさいタッチで・・みたいなところがあってその客観性みたいなものがほんとおかしい。そして、愛情と笑いのさじ加減が大層いい。続きを読むのがとっても楽しみ。
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