神去なあなあ日常

しをんさんの本を読む人たちから「なかなかいいけれど『風が強く吹いている』の方がさらにいいかな・・」なんて感想をきいていて・・
確かに、林業の仕組みを頭に入れるのにちょっと読者が(って自分だけかもしれないけれど)手間取る部分があったり、途中まで読むとおもしろいのだけど、最初エンジンがかかるのがちょっと時間がかかる感じがあったりはするものの、林業に生きる男たち、それぞれの描き分けができていて、その姿が目に浮かぶようだった。清一さんっておやかたさまは、「風が強く〜」のハイジのように名前からして清冽な感じだし、ヨキって男っぽい人はなんか男の色気&体力に満ちていて歌舞伎役者の人が演じたらいいのでは・・なんて思う感じ。しをんさんが描くなにかをちゃんとする人たちの姿はいつも魅力的だ。

神去なあなあ日常

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