今宵、フィッツジェラルド劇場で

ロバート・アルトマンのこの世へのさよならメッセージともとれるような作品だった。それが押しつけがましくなく、いつものシニカルなユーモアにつつまれてとてもよろしい!カントリーのラジオ番組を収録している劇場の最後の日の物語ということで、司会者*1がいろいろなスポンサーを歌声にのせて宣伝したりするんだけど、あのラジオ特有のリミックス加減というか一体感っていうのがとってもすばらしい!日本のラジオでもアナウンサーが宣伝を読むときがあって、あのなんか、こうずぶずぶスポンサーにつかってる感じが割合好きだったりするもんで。(CMの時間と番組が分断されていない感じ)メリル・ストリープや最近やっと名前を覚えたジョン・C・ライリーがあんなに歌がうまいとは知らなかった!

今宵、フィッツジェラルド劇場で [DVD]

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*1:yahooの映画レポートによると、実在のラジオ番組「プレイリー・ホーム・コンパニオン」を基に、同番組の司会者ギャリソン・キーラーが、本人役で出演していたらしい