至福のとき

結婚したい一心のおじさん(といっても何度かの離婚暦ありなのでただチャンスに恵まれなかった、っていうわけではなさそう)が仲間とない知恵を絞って「至福」っていう名前のはいったスペースをつくってもうけようとする。調子のいいことをいうものだから、打算的な見合い相手がしょうことなしに預かっている彼女の義理の娘の面倒を無理やりみさされ。。という話なのだけど、中国の都市生活者ライフがすごく身近に感じられ、入り込めた。おじさんは貧乏だし、小人物だけど、悪いヤツじゃなくて工夫して生きているのがいい!おじさんの部屋はじめ女の子の赤い服などすごくきれいで頭に焼きつくようなシーンがいっぱい。仲間もアホみたいに善人とかじゃなくて現実的におじさんの助けになっているところがとてもよい。最後少し劇的に盛り上げすぎた感じもあるけれど、(日本映画だったら違う結論になってそう)でも、あれが現実的な決着方法かもしれない。チャン・イーモウ監督のこういうタッチの映画すごくいいと思うんだけど、なんでこのあとアクション系映画つくるようになったのかな。。

至福のとき [DVD]

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