南瓜とマヨネーズ

カフェ・コチでランチをいただきながら魚喃キリコの「南瓜とマヨネーズ」を読む。男女の細かい感情の機微がうまく描かれている。角田光代の「エコノミカル・パレス」*1にもちょっと設定の似た、女の人が生活費の面倒をみる状況になってる都会のアパート暮らしの人の話なんだけど「エコノミカル〜」よりずっと読後感はあったかい。「エコノミカル〜」、読んだのがちょっと前であいまいではあるけれど、笑いもあってもっと自嘲?みたいな空気が濃厚だった気がする。「南瓜とマヨネーズ」、おかれているシチュエーションは自分と大いに違えども、通じるものがたくさんあり、自分の現実生活への視点によいものが加わった。

南瓜とマヨネーズ (フィールコミックスGOLD)

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エコノミカル・パレス (講談社文庫)

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