プロデューサーズ

プロデューサーズ [DVD]

今公開中の映画｢プロデューサーズ｣のオリジナル版のはなしが、三谷幸喜さんの朝日新聞連載のコラムにちらっとでてきたので観てみる。
メル・ブルックスが監督する名作映画とか歴史のパロディーものの壮大にばかばかしく味付けしたおかしさに一時期とってもハマっていて立て続けに観ていたのだけど、しばらく遠ざかっていた。久しぶりに観たら声を出して笑ってしまうところもあるのだけど、テンションが高すぎてそれにこっちがついていけず、にやにやして終わり、って場面も何箇所かあったかな・・
劇中劇みたいな感じで出てくるミュージカル｢ヒトラーの春｣の冒頭の場面はすごくきれいだと思った。（劇中では悪趣味、とされているのだけど。。）
主役を演じたゼロ・モステルという舞台｢屋根の上のバイオリン弾き｣で知られる名優のおばあさんいじりは最高だったし、お色気秘書の６０年代ファッションシーンもチャーミング。｢夢のチョコレート工場｣でワンカを演じたジーン・ワイルダーの違う表情も楽しめる。ただ全体としてはきっとその時代にあった笑い、というのがある感じがし、今公開中のバージョン方が自然に楽しめるのではなかろうか・・と思った。

夢のチョコレート工場 [DVD]