レイトショーのしあわせな夜

映画がらみの本読むの大好きなんだけど、この本は翻訳というご職業柄、その原作のバックグラウンド的なものも説明しておられて、なんだか普段の自分とは全然違うポイントからの映画の見方が楽しかった。

翻訳とは直接関係ないところでも、映画の細かいポイントを大切にする視点がよかった。
たとえばソダーバーグ監督の「イギリスから来た男*1

おはなしの中で男の昔の映像、という感じでみていたものはケン・ローチ監督で、主人公役のテレンス・スタンプが出演している「夜空に星のあるように」なのだとか。。

ビデオ鑑賞だったのでパンフレットとか読んでいなく、その辺のこと全然知らなかったのだけど、ソダーバーグがその後撮った「フルフロンタル」でも 「イギリスから来た男」のテレンス・スタンプの引用があったし、「引用」ってポイントでソダーバーグの映画をみるとまたあらたな発見がありそうだな、と思ったりする。

あと青山さんは「アトミック・カフェ」という映画のDVD版の字幕の仕事をされたととか。。字幕の仕事の実際も知ることができ楽しかった。
アトミック・カフェ」昔つくられたビデオ版をみたのだけど、白い画面に白で字を書いたりして読みづらいところがいっぱいあったので、字幕が改訂されるのすごくありがたい。あれは、ずいぶんな映画だった。こんなプロパガンダが通用してたんだ、と驚きの世界だった。

レイトショーのしあわせな夜

レイトショーのしあわせな夜

イギリスから来た男 デラックス版 [DVD]

イギリスから来た男 デラックス版 [DVD]

夜空に星のあるように [DVD]

夜空に星のあるように [DVD]

アトミック・カフェ [DVD]

アトミック・カフェ [DVD]