ピアノ・レッスン

 

ピアノ・レッスン (字幕版)

ピアノ・レッスン (字幕版)

  • 発売日: 2013/12/10
  • メディア: Prime Video
 

 掲示板で感想を語り合ったまとめ

 

Makiさん(2002/6/16)

この掲示板で話題になっていた、ハーヴェイ・カイテル、しぶい役者さんですね。 こちらの話題に刺激されて、「ピアノ・レッスン」みました。
土曜日の午後、時間ができたのでひとりでみる事にしました。 子供たちは出たりはいったりして遊んでいたのですが、映画の中の子供の声につられて、長男(10歳)私の横に座って見始めてしまいました。 あの女の子かわいかったですからね。
センシュアルなシーンになって、「ヤバイ....」と思ったら、気をきかせてくれたのか、それともただたんにおもしろくなかったのか、立ち上がってどっかに行ってくれました。 「ホッ」。 

 Mikaさん(2002/6/17)

ピアノ・レッスン」は、お子さまには刺激が強すぎます!
大人の私が観ても、ドキドキしてしまうくらい
濃厚に官能的ですからーーー!(^^;ゞ

でも、大人になったら、ぜひ観てもらいたい作品です。
特にお嬢ちゃまに!
よく言われていることですが、「ピアノ・レッスン」、
女の映画だと思いますので。。。
 

 Makiさん

mikaさん、確かに、女の映画ですよね。
うちのとうちゃん、ハーヴェイ・カイテルはとってもすきなんですが、大まかに内容を話して、一緒に見る?とさそってみたら、「なんかチャタレイ夫人みたいだな~」 「やめとくわ~」と断られてしまいました。

はんたいに、今村昌平赤い橋の下のぬるい水、これもけっこうエッチな映画でしたが、私はあんまり好きではなく、とうちゃんはとっても気に入っていたんですよ。 これは男の映画かな? と思いました。(2002 6/18) 

 mikaさん

Makiさんのとうちゃん、ナイス見解かもしれません!>チャタレイ夫人
赤い橋の下のぬるい水」、井筒監督が誉めておられたので、
観たいと思っている映画です。新作落ちするのを待っています! 

2002年夏、「月のひつじ」という映画をみて、主演のサム・ニールは「ピアノ・レッスン」にも出ていること教えてもらい、また、ハーヴェイ・カイテルのインタビューをTVでみて「ピアノ・レッスン」をみようと思ったことを掲示板で書いたところ

WATTさん(2002/8/29)のコメント

サム・ニールはいいですね。ジェラシックの1と3に出てますが
この人どっかで観た顔だと思っていたら昔々オーメンに出てました。オーメンシリーズの最後の作品だったと思います。そう、ダミアン役です。青年実業家になって不気味な笑みを浮かべるダミアン。
ちょっと前だとヴェンダースの「夢の果てまでも」のヒロイン、ドルイマタンの元彼の役でも出ていたような気が..。

ピアノ・レッスン」のカイテルは僕もまだ観てないのですが
(観てないないのにサントラは持っている。マイケル・ナイマンだから)ハーヴェイ・カイテルパルプ・フィクションのちょい役が良かったですね、”掃除屋”。闇家業なのにプレイボーイおじさんって感じで派手な白のスーツ着てね、セクシーガール付きで(笑)。
ああいう痛快なちょい役は、未来世紀ブラジルのR・デニーロと同じテイストだと思いました。
主役では「スモーク」が大好きです。男的にはああいうしがない生活感、人間臭さは自分も中年になってくると妙に親近感が沸きます。カイテルとハートが美味そうに煙草をふかしまくりながら
画面中けむりだらけになって...いいなぁと思いました。
煙草を吸ったことがない私も愛煙家になろうかと影響され
衝動でコンビニに煙草とライターを買いにいったくらいです(笑)。

 mikaさん(2002 8/30) 

サム・ニール、安心して観られる役者さんですよね。
ピアノ・レッスン」については、ここではハーヴェイ・カイテル
話題が集中しているようですが、
サム・ニールも出ているんですよね、カナシー男の役で。

ピアノ・レッスン」は、いろいろな意味で、オススメの映画です。
ハーヴェイ・カイテルホリー・ハンター、両者がとても素晴らしい!
映像も、物凄く官能的、かつ映画でしか見られないような、
誠に映画的な映像てんこ盛りです。
(WATTさんも書いていらっしゃったナイマンの音楽も素晴らしい)
ハーヴェイ・カイテルは、「スモーク」「レザボア」
パルプ・フィクション」もいいけど、
いつか機会(勇気)があったら、バッド・ルーテナントもぜひ。。
(大声でオススメできない映画なので、小声になる。。)

 WATTさん

>>レザボア・ドッグス
まだ観てないのですが、絶対みます。
>>「スモーク」のぬくもり
将来の夢とか野望がかすんできて、現実をしがなく背負って生きて行かなくてはならないという歳のせいか、ああいう人間関係がすごく好きです。寅さんシリーズとまでもいかないが、ああいう感じの人情のある世界にいたいと思う。
飲み屋に繰り出すにも、そういう要素のある店を好みます。
実は先日も(休みまえでしたが、)行きつけのパブの大将と
いろいろ過去話を語ってしまって気がついたら朝でした。
そのときその状況は客と店主の関係を越え、僕はハート、大将はカイテルでした。

ピアノ・レッスン」観損ねています。上映前はかなり盛り上がったのですがタイミング逃しました。僕はブライアン・イーノとかペギンカフェ・オーケストラとかミニマルミュージックが好きなのでマイケル・ナイマンは映画関係なくアルバムを買ってしまいます。
ピーターグリーナウェイ監督作品もナイマンつながりで興味あるのですが、ほとんど未鑑賞です。
国産のアニメ映画でしたがアンネの日記のサントラも映画観てないのに買いました。その中に入っているカウンターテナーのヴォーカル楽曲が凄く好きで、単独楽曲では自分の音楽鑑賞史上のベスト10に入る曲です。「ディーバ」や「カスカラート」よりゆったりとした唄い方で何度聴いても鳥肌がたちます。
バッド・ルーテナント「マルホランドドライブ
(管理人注*このとき「マルホランド。。」の話題も同時進行していました。。)も暇をみて必ず観ます。(2002 8/30) 

私のコメント

「ディーバ」も大好きな映画です。
たしかmikaさんもお好きだとおっしゃってました。
音楽もすてきだし、たしか主人公の住まいである屋根裏倉庫のようなところも 青を基調の映像でよかったですよね。
ローラースケートで動き回る軽快な少年がクラシックファンという設定も好きでした!

 mikaさん(2002/8/31)

WATTさん、映画の話のできるお仲間が増えて嬉しいです。
「スモーク」からの流れの書き込みもとてもステキでした!
(愛煙家の私にとって、「スモーク」はとっても共感!な映画です)


ピーター・グリーナウェイ「コックと泥棒~」「ZOO」も大好きです。
「ZOO」の音楽を、マイケル・ナイマンがやっているのですよね。
「ZOO」も、大声で万人に向けてオススメできるタイプの映画ではないのですが、
シメントリックな映像がとても美しく、テーマも悪趣味で興味深く、
ナイマンの音楽も効果的に使われていますよ。

ぽんさん、「ディーバ」を観ると、映画の中での音楽の力の重要性を
すごく考えさせられますよね。映像と相まって、圧倒的に心に響きます。
海辺に済む男が作っていた、長~いサンドイッチとか、
アジア系の女の子のファッションとか、ディテイルもすごく好きでした。

2002/9/21 windさんの書き込み

ピアノ・レッスン」みました。
月のひつじ」スレッドで話題だった、サム・ニール
mikaさんが書かれていたように、とてもカナシー男の役だったのですが
なかなかに、心打たれました。。。
ハーベイ・カイテルホリー・ハンターの映画ではありますが
ちょっと、彼の存在を抜かせない感じです。
画面は、ほんとうに美しい。。。音楽も。。。
荒々しい海のよせる波が、激しい情感を、象徴して、
見るものも翻弄されてしまいます。
言えないことがいっぱいあって、もどかしいのですが
○ホとは、ちがう愛の描きかた、堪能しました。

mikaさんのコメント

windさん、「ピアノ・レッスン」観ましたか!
想像を超えているというか、一度観たら絶対に忘れられないような
すごくドラマチックな映像てんこ盛りですよね。
そしてとっても女性的(女性の立場から感じる愛や官能を描いている)な
映画だなーとも思います。
黒ずくめでクラシカルなドレスもステキでしたね。(2002 9/11)

windさんのコメント

ピアノ・レッスン」(ネタばれまがいも)
浜辺に寄せる波、波にあらわれるピアノの映像は
まだ、心から離れません。
ほかにもいろいろなシーンが、よみがえって来ますが。。。
ホリー・ハンターの黒いドレス、
ぬかるみを歩く時の二人の様子でさえ、絵のようだと思いました。
彼女は、ハーベイカイテルを、ピアノにしたのでしょうか。
あまりにもそのものをあらわしすぎて、かえって表面的になってしまったタイトル「ピアノ・レッスン
ピアノ・レッスン」の話なのですね。。。(2002 9/21)

私もようやっと観て(2003/10/26)

ピアノ・レッスン」みました。
「ちゃんとした映画をみた!」って気分になるものでした。
以前の「ピアノ・レッスン」の感想ででてきたように
サム・ニールのあの感じ、役回りがすごい重要だったんですね。

あの映画は象徴的な美しい映像がすごくよかったなぁ。
海岸で野宿のあの仮設テントの美しさや、
おうちのカーテンとか鏡のつかいかたとか
あのだしものの影絵、おの、女の子の天使の羽
ラスト近くのピアノの映像など
すごい映画的な広がりがあってよかったなぁ。。

ホリー・ハンターは言葉がでない、

ハーヴェイ・カイテルは字が読めない。。

言葉のない世界だからこそ。。
っていうのがすごくいい具合に表現されていましたね。。 (2003 10/26)

mikaさんのコメント

「ピアノレッスン」は、本当に美しい、
そして官能的な大人の愛の物語ですよね。
最後の海上でのシーンは、最初観たとき「?」と思ったのですが、
彼女の新しい生(再生)を象徴するものだったのですね。
映画でしか見られないような、驚くべき美しい映像と
マイケル・ナイマンの旋律が忘れられません!(2003 10/26)