あっこさんの書き込み
昨日、インターネットの速報でナンシー関さんの訃報を知りました。
あのナンシーさん?と思いながら、
コラムなどでしか知りえなかったけど
似顔絵にしてもテレビ批判にしても卓越した観察眼だったんでしょう、
若くしてあれだけの舌鋒なら高齢になったらどれだけ・・・と思っていたのに 合掌
私のコメント
そうなんですよ。ナンシーさん 辛口だけどプロのわざっていうか、わきまえてるっていうか
品が悪くならないし、読んでるものをつらい気分にさせないんですよね。いろんな雑誌にいろんなコラム載せておられたけど、ものによってちょっとずつ書き方も違っていて。。仕事量にもバリエーションにも敬服していました。(彼女の本はほとんど読んだと思います。週刊誌も彼女のページから読んでいたし。。)
やっぱり同世代でなんかこう自分の気分を代弁してくれるような人を喪うというのは特別の気分ですね。
いっつもテレビでおや?と思うことに遭遇するたび「ナンシーさん ひとこといってやってくれ!」って思っていたのでこれからは気持ちの行き場に困ります。今日めざましTVで、ずっとテレビでみた感じだけでコラムを書くその姿勢のはなしが出ていましたが本当にそこが徹底していてとてもよかったです。
(「あんな風にみえるけど 個人的につきあったらいい人なのよ〜」ではなくて 視聴者と同じ立場でのコラムということです。)なんかワイドショーでは、食生活のはなしなんかちょっと出てましたが、コラムを読んでいると堅実で家庭的なところもある方だと思うのにな〜。。。
やはりあれだけの量のお仕事だと手がまわらないってこともあると思うけど、ちょっと勝手にイメージを作っての報道もあるような気がして そこらへんはちょっとなぁと思っています。。お葬式はご実家で。。ということですね。
わたしもご冥福を心からお祈りいたします。
あっこさんのコメント
難しいですよね、
対象は何であれ、辛口のコメントというのは。
どっかに愛情がないと。
世代的にはテレビがすぐ傍にあったから。そうですか・・・
姿から受ける推測が先行しているんですね。
ワイドショーだからどうしても
病気の予防情報みたいなことになってしまうんですね。別の辛口の代弁者現れるんでしょうか・・・。
ナンシーさんのお仕事がよくわかるものを教えてくれませんか?
はやしみちこさんのコメント
ナンシーさんにいろいろと書かれた方のコメントがなんだか冷たいものに感じて、見ていてちょっといやな気分になるワイドショーがありました。
あまりに的を得た文章なだけに、書かれた方はそうとうなダメージってことですね。
でもきっと他の人はうんうんと頷いているのでしょう。
このところ、才能のある若い方の訃報が目立ちます。
ほんとうに残念でなりません。
私のコメント
そうそうやっぱり的を得てると書かれた人はかなわんってことはあるのでしょうね。
ほんと そういう意味でも大変なお仕事だわ。。わたしがいってた食生活のことも、なんかいろんなコメントがあっただろうに
わざわざ「こういう方向で行こう」っていうのだけ選んで報道してる感じがとてもしました。
(これはワイドショーというよりもともとはスポーツ新聞にのっていたのを紹介していたので まぁそっちに責任があるのかな。。)で、あっこさんのおたずねのナンシーさんのお仕事がよくわかるもの。。
うーん 世界文化社から去年の秋でた「何だかんだと」もいろんな雑誌にのっていたのが集められていてちょっとした違いも楽しめたし
(ネットの世界のこともちょっと出てくるはずです。。)
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「通販生活」に連載していた「記憶スケッチアカデミー」とかも、一般の人が記憶スケッチしたものへの寸評がうまく、結構高年齢の方の投稿もあって楽しいのです。
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記憶スケッチ。。は原稿が書かれた年代関係ないですが
他のはやっぱり書いた年代が今に近い方が 記憶にも新しくて「ああ そうそう」と思うかも。。
5月に朝日新聞から「耳のこり」っていうのがでて、これはまだちゃんとは読んでないですが、書店でよくみかけますね。
多分週刊朝日連載のものだと思うのですが、連載中みてた感じではおもしろかったですよ。
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あ そうそう ナンシーさんのオフィシャルサイト
「ボン研究所」にも記憶スケッチは一部のってますね。
makiさんのコメント
ナンシー関さんの訃報、残念ですね。
最初にネットのニュースで知ったとき、
公式サイトが全然つながりませんでした。
(アクセス集中してたのかな?)辛口エッセイとけしごむ版画、面白かったのに…
クレアでリリー・フランキーさんと連載してた「小さなスナック」がおきにいりでした〜。
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2003年2月
yukkekoさんがメールでくださったものを許可を得て転載
ナンシー関さんは、耳鼻科などで週刊誌のコラムを読んで「この芸能人に感じる違和感はこれだったのか〜〜!?」とその表現力に脱帽、納得。もっと読みたい〜〜。って思いながらもちゃんと本を読んだことありませんでした。ぽんさんの読者書店*1でも紹介されていたし、友人も時々読んでいるようだし、私も図書館で2冊借りてみました。あ〜すっきり!(ちなみに、耳鼻科で読んだのは水泳から役者に転向志望の田島寧子さんのことだった)。友人とも最近ナンシー論で盛り上がりました。楽しかったです。
またぽんさんご推薦の最新作も読みたいです。でも私たちが何かあまりいろいろ言っていると(特に自分たちの近辺にいる人のことだと)、自分はどうか、と反省もあるし人は色々あるしなあ、くらいに思っていないと自分の言った言葉にがんじがらめになってしまいそうで、そんなとき、中島義道さんの「私の嫌いな10の言葉」*2は本当に良い反省材料になりました。。読者書店よ!ありがとう!です。
(誤解のないように付け加えると、ナンシーさんにも反省して欲しい、とかいう意味ではありませんよ)
2003/2/12 windshipさんが掲示板に
話そう、話そうと思いながら、忘れていたのですが
亡くなられたナンシー関さんと、リリー・フランキーさんとのおすすめのご本、(「リリー&ナンシーの小さなスナック」)とても面白く、一気に読んでしまいました。対談形式で、どちらの方のも、キチンと読んだ事はなかったのですが
また、一人で、書かれた著作とはおもむきが違うかもしれないけど
それぞれの個性と、息のあいっぷりは、ただものではない気がしました。
そして最後に、リリーさんが、関さんを追悼された文章はほんとうに素晴らしく、胸を熱くせずにはいられませんでした。
それにしても、ナンシー関さん、あまりにも早く逝ってしまわれましたね。
その才能のかわりとなる方を、思いつきません。。。
2003/2 あっこさんお手紙でいただいていたのを許可を得て転載
「リリー&ナンシーの小さなスナック」あっという間に読めました。不思議といやされながら読んでいたのですが、リリーさんの追記を読むと納得しました。ナンシー関さんおしいなぁ。リリーさんとの関係がひときわ姉弟のようでよかったのでしょうか。
私のコメント
世の中では「辛辣だ」という感じでいわれているナンシー関さんとリリーフランキーさんの対談「リリー&ナンシーの小さなスナック」。たしかに、あっこさんが「不思議といやされながら読んでいた」とおっしゃる通り、なんか読んでいて落ち着くものがあるんですよね。それぞれおひとりずつの著作も好きでたくさん読んでますが、リリーさんのだだっ子ぶりをいなすナンシーさんってスタイルが、ひとりひとりの時とちょっとニュアンスの違ういい味を醸し出しているようにも思います。おひとりずつのも別にしんどい本ではないのですが、相手がいることでより人間性がみえてきているという気はします。
2003/4/10 yukkekoさんが掲示板に
最近読み終えたのが、、ナンシー関&リリーフランキーの「小さなスナック」
何ですか〜?コレ。すごく面白かったです。その前によんだナンシーさんと町山広美さんの対談「隣家全焼」も、全体は面白くてたくさん笑ったけどちょっときつかった。。批判がきつい部分がちょこちょこ。。ですが、こちらは。。。リリーさんて何者?いいかげんで、身近にいたらすっごく迷惑被りそうなんだけど、礼儀正しいの。すっかりファンになってしまったかも。。ついでに「日本のみなさんさようなら」まで読んでしまい。。またそのギャップにはまる、、というか。。うまく説明できませんが。。
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わたしのコメント
リリーさんでは、やっぱり「小さなスナック」と「日本のみなさんさようなら」が一番いいと思います。
ナンシーさんの町山さんとの対談の連載のあとが
リリーさんとの対談になったのかな。。たしかに
リリーさんとの方が いい感じかも。。ナンシーさん関連の本では、いろんな人との共著だけど
「ヴィンテージギャグの世界」っていうのも
結構 おもしろかったです。自分の生育史と重なって。。
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*1:以前esブックでやっていたのだけどスペースがなくなった