日頃伝統芸能とは無縁の生活を送っていると思いこんでいた東京在住の楽しいノリの友人が「毎年顔見世だけは必ず南座でみている」というのをききせっかく自分は京都に住んでいるのだから一度体験しなければと去年決意して行ってみた。ちょうどその時のだしものがこの本の表紙に使われていて、舞台の理解を深めることができるかなぁと読んでみた。もちろん写真は見事なのだけど玉三郎さんの案内がとてもいい。歌舞伎を表や裏で支えている人々のきりっとした生活ぶりがよく伝わってきてこっちまでなんかしゃんとしなきゃというような気持ちになる本だった。
- 作者: 篠山紀信,坂東玉三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/01
- メディア: 大型本
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