主人公ののキートンは考古学者であり英国の特殊部隊の訓練を受け、現在は主に保険の調査をしている〜こう書くといやになるほどかっこいいだけの人物と誤解されそうだが、飄々とした人柄がとても魅力的。保険調査の仕事のまわりにはきなくさい犯罪や国際的謀略など視野が広くなければとても描ききれない出来事が起こる。キートンという一本の中心線があっていろんな話が起こるありさまはちょっと「ER」を思わすような展開。現代のハードボイルドってこんな感じかなぁ・・という気になる。
- 作者: 勝鹿北星
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1988/11
- メディア: 新書
- クリック: 104回
- この商品を含むブログ (176件) を見る
