一応短編仕立てで清水氏のテーマのひとつと思える言葉に関する思いを綴った本。フローチャートを使ったり教科書の体裁にしてみたり、ショートショートの集積にしてみたりといろいろな手法での短編集で、なかなか楽しいです。名古屋ネタとか誤変換ネタとかはよく清水氏の短編で出てくるので残念ながら新味を感じなかったけれど日本語の問題を丸谷才一みたいに難しい言葉でなくわかりやすく書いてあるところはありがたいと思う。
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
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