アメリカン・グラフィティ

 

アメリカン・グラフィティ (字幕版)

アメリカン・グラフィティ (字幕版)

  • リチャード・ドライファス
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1973年 ジョージ・ルーカス監督

少し前に観た男一人女二人のあてどない旅を描く「ブルー・ジーンズ・ジャーニー」*1で、拗ねたような魅力を感じたマッケンジー・フィリップス。他出演作品を調べ、この映画に行き着いた。

アメリカの田舎町の高校を卒業して次に進む前の時間、車に乗って速さを競ったり助手席に誰を乗せるかが大問題のような一晩を描いたもの。群像劇で、メガネが特徴のチャールズ・マーティン・スミス以外は人物の区別がつきにくかったが、徐々にわかってきて面白くなってくる。

自分は大学で関東に行って、関西では聴取できなかったFENのDJウルフマン・ジャックの声が新鮮でたまらなかったのだけど、実はこの映画もウルフマン・ジャックがとても大事な核になっていて、全編に良い味を添えているし、最後の余韻に繫がっている。

最初車の競い合いなんて遠い世界の出来事のようにみえていたのが、車に乗って出かけること、日本に根づき始めたばかりのファミリー・レストランに寄ることさえちょっとした祝祭感のあった自分の80年代前半を懐かしく振り返った。

マーケッンジー・フィリップスはこちらでも個性的だった。。のに、調べるまで特定できなかった。