濡れた欲情 特出し21人

昭和49年度神代辰巳監督作品。姫田真佐久撮影。

演歌、フォークソング、春歌そして場面のコラージュ。骨になるストーリーにぽんとはさまれる風景、ストリッパーとすけこましの物語にからんだり離れたりするはみだし劇場外波山文明氏の路上演劇、違う要素がからみあい、影響し合っているおもしろさ。片桐夕子の被る70年代風の帽子(劇中「恨み節」なども流れ、一層女囚さそり風にもみえる)が、渡世人の笠にもみえたり。フィクションなんだけど、浅草ロック座のママが芸名を使って出てきたり、からっとしておかしみもたたえてまとめてあり、神代監督のシャープさが感じられる。
ストリップ劇場での片桐夕子さんの「はい、どーぞ」という、プロっぽくもやさしい声。絵沢萠子さんの、所帯じみながらの純情の体当たり演技、またまた楽しめる。
途中出てくる「なかなかづくし」というのがとても気になった。音源youtubeにリンクしているサイトはこちら。(36分03あたりから)。歌っているのは高橋明氏。お囃子をしているのが沢田情二氏。「嗚呼!!花の応援団*1で気になっていたが、解説によると新宿のホストだったのか!ポスターも魅力的。
大阪の場面のはずが吉祥寺?と思う瞬間があったが、twitterでもそれを指摘しておられる方がいらっしゃった。映画の中の世界を自由に動くカメラ。
気になった信州ミカド座の文字(こちらのサイトによるとその後ミカド座→ロック座→大勝館と変遷したらしい上山田温泉の劇場らしい)、弘前のばあちゃんがどうしたという唄・・すっぽり昭和40年代後半にはまってしまう楽しさ。

濡れた欲情特出し21人[ビデオ]

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