女中ッ子

中野翠さんの「ぺこぺこ映画日記」

を再読していたら、「東北を舞台にした郷愁映画ベスト3」にこの映画を入れておられ、私もちょうど田坂具隆監督のもの「五番町夕霧楼」*1をみてほかのもみたいと思っていたのでこれを借りてみた。
左幸子は土のにおいのするあたたかい女中さんの役、すごくぴったり。ふるさと秋田の情景もこの時代だからこその原風景が写っていてよかった。
ただ、ストーリーの根幹に、歌舞伎で時々みうけられる納得のいかないほどの自己犠牲というのがあって、歌舞伎の場合あまり気にならないのだけど、一応現代劇の形をしているからそれがちょっと気になってしまった。それを美しさとするというのはどうなんだろう・・というような・・それは作られた昭和30年と今の差なんだろうな。