トスカーナの贋作

DVDの表紙に使われている写真をみてキアロスタミ作品だとは思っていなかったのだけど、フェイクと現実のはざまを描くキアロスタミ監督らしいテーマのおもしろい映画だった。
wowow安西水丸さんと小山薫堂さんの対談でも、水丸さんが、「ジュリエット・ビノシュは図々しい感じがどうも・・」っていってたのだけど、私も大層同調しながらも、彼女はちゃんとこの映画のそういうパーツとして機能していて、作品としてはまとまっているなと感じた。
イランの詩編の冬枯れの庭が美しくないと誰がいえようかという言葉、心にとめておきたい。

トスカーナの贋作 [DVD]

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