ラストエンペラー

蒼穹の昴」を見終えてその後の清のことが気になり、今頃・・なタイミングでの鑑賞だったけれど、えらく胸に響いた。専門家にどう評価されているのか知らないけれど、ベルナルド・ベルトルッチ監督の描く世界(はてなキーワードによると「革命前夜にしか生きられないもの」と自己評価しているらしいが、その意味がすごくわかるような人物の配し方。「1900年」とも共通する感じ。)が胸に迫る。この感じを踏まえると、女主人公にばかり気を取られていた「シャンドライの恋」もピアノを弾く男性がこれらの主人公たちと共通するものを持っていて、これこそがベルトルッチ監督の世界なんだろうなという気に・・
溥儀のことに関心をもちwikipedia等読んでいたら、「ラストエンペラー」では省略されていたさらに数奇な出来事がいろいろあるのだけど、ディテイルにこだわりすぎずにとても要領よくまとめられていて、でも簡潔すぎるわけでは決してなく、大河的時の流れを興味深く見せてくれてその技術たるやすごいものだなぁと思わされる。
ジョン・ローン、すごくかっこいい。元祖メガネ男子。

ラストエンペラー ディレクターズ・カット  [DVD]

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