わたしの渡世日記 下

戦後から昭和51年ごろまでの話題。70年代以降になると、自分が生まれていたもので、上の世代の人の意見という風にみえてしまう部分もあったけれどこの本を読んでがらっと先入観が変わったのが木下恵介。まじめな話を撮っている人というイメージを勝手にもっていたのだけど、天才肌でテキパキ仕事をすすめていくタイプで、明晰な感じ。「カルメン故郷に帰る」とか「カルメン純情す」とかぜひみてみたい。

わたしの渡世日記〈下〉 (文春文庫)

わたしの渡世日記〈下〉 (文春文庫)