主人公がちょっと雑誌に出てくるおしゃれ女子みたいな感じで、おばはんになってしまった自分をぐいと引っ張るものが希薄な感じではじまり、なんだかいちいち表層的すぎる気もしたけれど、大学卒業前後の、今まで属していた世界からちょっとずつ離れなきゃいけない、だからこそ愛おしいような気持ちってこんな感じだったかもしれないなーと終盤が近付くにつれ思った。
- 作者: 瀧羽麻子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/07/23
- メディア: 単行本
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