肉体の悪魔

ロック・スターのようないでたちの悪魔祓い師、ルイ王朝の宮廷での踊りのいかがわしくも魅力的な感じ・・ケン・ラッセルの映画ってみていて美術的に楽しい!「マーラー」でも、ワーグナーの妻コジマの描き方に、カトリックに恨みでも?って感じだったのだけど、この映画でもカトリック教会の描き方がすごかった。しかし、主人公もまがりなりにもカトリックの人間であり、結局強権からの自由への闘いをケン・ラッセルは描きたいし、大切にしたいんだと思う。悪趣味すれすれみたいなどきついシーンの向こうに真摯なものをすごく感じた。

肉体の悪魔 [VHS]

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