「ダーウィンの悪夢」は、だいたいの概要を本で読んで興味を持ってみたのだけど、アフリカのビクトリア湖が「ダーウィンの箱庭」と呼ばれた程豊かな生態系を持っていた、という部分の知識がまず不足していて、またとても品の良い手法でいまどきのテレビみたいにあおりたてたりするわけでなく、いろいろな事実を積み重ねてみている人にいいたいことを伝える形式で、何度か眠くなってしまった。。日本も関係のある話で、眠くなることがはずかしい話なのだけど。
続いてみた「バベル」も世界で起こっていることが実はつながっていて・・というポイントでは、「ダーウィンの悪夢」とも似たところがあった。結構しんどい気分になる映画みたいなことをきいていたけれどそんなことはなかった。刺激が強すぎて気持ちが悪くなるところもありときいていたけれど、映画館じゃなかったのでそれも感じなかった。あそこかな?という程度。。「アモーレス・ペロス」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 監督ということで、中東の兄弟の確執部分には「アモーレス・ぺロス」から受け継がれているものを感じた。しかし、一見こちらの方がシリアスにみえるが、もっと先の段階まで練られ円熟しているような気がする。メキシコの風景はほんとに乾いてきれいで、ガエル・ガルシア・ベルナルも、「アモーレス・・」の時みたいな、やんちゃさが引き出されていてとても魅力的だった。菊地凛子のシーンは概要だけきいている時はしんどさをおぼえたけれど、痛みがすごくわかった。
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