絲山さんの本っていろんな傷をかかえているけれど、その傷を被害者ぶってみせようとはしない友人みたいな感じ。そんな傷のことなんか全然意識せずに仲良くなるんだけど、その傷はその人の根幹であり、その傷と共存している友人の姿が自分の励みにもなるような。。そんな感じ。
この本に出てくるファンタジーの役割。天はみずから助くるものを助く、という感じでなるほどと思わされた。
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/08/28
- メディア: 単行本
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