海の仙人

絲山さんの本っていろんな傷をかかえているけれど、その傷を被害者ぶってみせようとはしない友人みたいな感じ。そんな傷のことなんか全然意識せずに仲良くなるんだけど、その傷はその人の根幹であり、その傷と共存している友人の姿が自分の励みにもなるような。。そんな感じ。
この本に出てくるファンタジーの役割。天はみずから助くるものを助く、という感じでなるほどと思わされた。

海の仙人

海の仙人