七人の弔

sumiちゃんがボードで

ダンカンが、監督・脚本・主演をつとめた「七人の弔」。
ダンカンの前作でも思ったのですが、またバス旅行がでてきました。また集団を主とした映画です。また脚本が面白かったです。
でも、お客の入りは悪く、私と同行者、中年の男性の三名だけ。
平日の昼ということもあったと思うし、一般向けしない作品だというのも分かるけど、もう少し入ってもいいのになぁ。
ラストのオチはなんとなく読めてしまいますが、ブラックに次ぐブラックの応酬で 「なるほど・・」と、苦笑してしまうシーンが多く、淡々と仕切っていくダンカンの様子も面白かったです。
この映画のTシャツが売店で売られていたのですが、なかなかデザインが良かったので、買い求めてしまいました・・・。

10/29私もみにいって(ココログより転載)

ダンカンが脚本を書いた「生きない」という映画がとってもよかったので、ダンカンの監督・脚本の「七人の弔」に行く。先にこの映画を観た友人もいっていたのだけど、この二つの作品はかなりイメージが重なる。旅行っていう、毒気と一番遠いところにあるようにみえるものが持ちうる別の側面を舞台としたところ、異常な人の異常な行動でなく、ごく身近な人物を辛辣に、でもユーモアをたたえて描くところ、そして二つの映画におけるダンカンの役割。

七組の親子があるとんでもない目的をもったキャンプにでかけて。。というストーリーなのだけど7、こどもがいるので、それぞれの親の姿には身につまされるものがありあり。自分におぼえがあって、ひやっとした場面もあったし、「こういう人いるなぁ」という描写がうますぎる。服装やらその人の自宅の家具やら含めての人物設定がとってもリアル。虐待がテーマなんだけど、「虐待」って言葉が強すぎて、自分と縁のないことにすませたいという気分になるけれど、ものすごく身近なことなんだよな、とひしひしと感じ、「じゃあ自分は今からどう生きる?」ってことを考えさせてくれる映画だった。演出や展開にところどころ、改良したほうがいいような点があるような気もしたけれど、大筋ではとても満足がいった。仕掛けてある笑いもさすがなかなかのもの。

そして心に残ったのは渡辺いっけいのすごいナチュラルな感じ。
あの人ははじめ結構まじめな気弱な役をよくみていたのだけど、「七人の弔」みたいなのもぴったり!

↑に対するsumiちゃんのコメント(2005 11/5)

七人の弔い、渡辺いっけい たしかにリアルでした。あの役、あってました。あと、いしのようこが案外今でも印象に残っています。みんな、芸達者な人たちでしたよね。ばかばかしかったけど面白い演技してましたね、それぞれ。

。。に対する私のレス(11/15)

そうそう 「七人の弔」のいしのようこ
ああいう感じの人いるなーってものすごく思いました。
ラジオ体操していた山崎一さんも割合いろんな場所でみかけるけれどいつも安定感のある達者な演技されるなと思います。

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