予告で「禁断の秘密」とかいう文字が躍っていて、重苦しかったら困るな、と思いながらアルモドバル監督×ガエル・ガルシア・ベルナルなら行かなければ。。とみにいった。
これは倫理を問うたり、権威に挑戦したりという種類の映画でなく、ガエルと競演したもう一人の主役、フェレ・マルチネスがパンフの中のインタビューで答えているように、「好奇心、情熱から起きた悲劇」ということだと思う。善悪とか関係なしに、人間が一番ぞくぞくする、緊張の中の興奮という状況を描いているような気がする。
ガエル・ガルシア・ベルナルは、体重のコントロールをしてこの作品に挑み、本当にそのシーンそのシーンでみかけがだいぶかわっていたのだけど、やせている彼がやっぱり一番いいな。
アルモドバル作品はいつも色の合わせ方がとてもよいのだけど、この作品も冒頭のコラージュ風のタイトルバックも、それぞれの部屋の感じもとてもよかったです。この映画でもゲイの人のお部屋のインテリアがかわいくすてきだった。
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