穂村さんって女性ファン多いのではないかな?少女漫画を深く理解していたり、書かれていることもまるで自分が感じていることをおもしろくまとめたみたい!という気分になります。その細やかさ、自虐的でおもしろい文章から「小太りな人」と推測されるくだりもそれへの反応もおもしろかったなぁ。誤読の話なども、さすが歌人。ただのだらだらしたエッセイとしてまとめるのでなく、ひとつの物語になっています。短歌の引用も多く、短歌の世界と散文の世界がうまくまざりあった文章になっている。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/05
- メディア: 単行本
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