ヴァンプショウ

三谷幸喜脚本。みにいった後、他の人の感想を読んでいると辛口批評をしている方も多かったけど、(感想は掲載されている場所によっていろいろではある。。)わたしにはおもしろかったなぁ。三谷さんの脚本では異色のホラーものという感じで、二幕目セットのおどろおどろしさとか、結構しゃれにならないような展開にはぎょっとしたりしたけれど、2時間20分充分楽しめた。三谷さん関連のお芝居では1月に「竜馬の妻とその夫と愛人」(三谷さん脚本。東京ヴォードビルショー。佐藤B作氏や平田満氏が出演)、3月に「ラ・テラス」(これは三谷氏とは直接の関係はないのだけど、三谷グループの西村雅彦氏 近藤芳正氏が出演。)などを今年みにいったのだけど、その中では一番楽しめた。(一幕目、みんなちょっと言葉をかんだりなめらかでなかったところは気になったかな。。)「竜馬の妻〜」は結構まじめなしっとりしたお芝居、「ラ・テラス」はフランスのお芝居だったので、なんか勢いで押しまくるお芝居が好きなわたしにはどちらもおとなしすぎる感じだったから。。

出てきた俳優さんで三谷組という感じなのは伊藤俊人さん。「ショムニ」の人事課長役などで文化系ってイメージがあるかもしれないけれど、なかなかどうしてさすがに舞台人!軽い身のこなしをみせてくださった。あと手塚とおるさん、河原雅彦さんという方がおもしろかった。河原さんはぴあに載った、三谷さんとの対談とか鋭くて注目していたのだけど、宮藤官九郎氏とコラム「河原官九郎」を出版されたみたいで、さっそく買ってしまった。

河原官九郎

河原官九郎