1961年 時枝俊江監督。
東京のある幼稚園のこどもたちを入園の日からずっとカメラで追いまとめたもの。想田監督の観察映画のような、一応注釈なしでみせて判断をこちらに投げるような形式に慣れていると、起きている事件に対する解説に決めつけを感じる瞬間もあるけれど、わかりやすく導いてもらってよいともいえる。
基本的には松田道夫の「育児の百科」のような口調。
子どもの表情や声をよくとらえていて、おもしろい。入園すぐのこどもたちの所在なげな体の動きなどくっきりとわかる。(山形国際ドキュメンタリー映画祭のサイトのインタビューの2ページ目にもこの作品の撮り方の話が出てくる。)
「町の政治 べんきょうするお母さん」*1の監督さんでもあるんだな・・
こちらのブログでは今みられる(DVDに収録されている)時枝監督の作品を紹介しておられる。