昭和55年のこの映画、公開当時から気になっていた。自分は公開当時17歳なんだけど、背伸びしたい気持ちにぴったりだったんだろか・・
今や軍艦島から出てきて東京で働く青年を保護者目線で鑑賞することにあいなってしまった。「それでもボクはやってない」をみてしまった目でみると、痴漢の描写とかよくまあ大胆にも・・って感じだったのだけど、江波杏子に誘惑されるシーンのひとつ向こう側に行ってしまったような気持ちはものすごくわかる。

花柳幻舟の登場シーンはすごく迫力があった。
田中小実昌も友情出演、大滝秀治が主人公の仕事場の上役、など、なかなか豪華キャスト。(羽仁五郎も友情出演だったらしいが、どこに出ておられたのかわからず。)

最近では当時の軍艦島が映っているということで注目している人も多いらしい・・昭和55年の東京の風景も楽しめた。

純 [VHS]

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